fc2ブログ

プロフィール

助産師 しおん

Author:助産師 しおん
骨盤ケア相談室詩音では「(下がった内臓を)上げる・ (緩んだ骨盤を適度に)支える・(歪みを)整える」の三原則に基づきケアを行います。
ケアの内容は、「産前・産後の整体」「ベビーケア」等の手技によるママや赤ちゃんの体のケア。
また、家庭でのセルフケアの方法をお伝えする教室の開催。
トコちゃんベルトの相談や販売をおこなっています。
トコちゃんベルトアドバイザー資格も有していますので、何でもご相談ください。


最新記事


最新コメント


最新トラックバック


月別アーカイブ


カテゴリ


靭帯の緩みによって骨盤がゆるみ、生活習慣や悪い姿勢によって骨盤がゆがみ心身に様々な症状を引き起こします。

これらを予防したり、症状を軽減するのが骨盤ケア。


骨盤ケアは3つの柱で成りたっています。

それは「上げる・支える・整える」

下がった内臓を上げて、ゆがんだ骨盤を整え、緩んだ骨盤を心地いい位置と強さでささえる

これらを、組み合わせてケアします。

骨盤のゆるみは一番良いのは自分の筋肉靭帯で、骨盤を支えること。

これは自分にあった負荷で地道にきたえましょう。

ただ、妊婦さんは今から鍛えても遅いし、週数が進むに連れどんどんホルモンの影響で緩むのでトコちゃんベルトやさらしで「適切な位置で適度な強さで」ささえます。

産後の方も、骨盤を支えながら運動した方が体はうまく戻っていきます

ただ、支えてもゆがんでいると効果は発揮しにくいので整えることが必要です。

整えるには体操をする、整体などテイクケアを受ける方法があります。

一番は自分で体操をすることです。当院では穏やな動きで効果の高い「操体法」という体操の指導をしています。

自分で行う体操は、スキンケアでいえばお家での洗顔・保水・保湿の女性なら毎日行っているケアのようなものです。
大半の方は、これらを行わないと肌の調子を悪くすることでしょう。
体も一緒です。

ただ、ゆがみがひどい方は人に整えてもらうほうが症状改善もはやく、セルフケアの効果も上がります。
スキンケアでは、エステのスペシャルケアのようなものでしょう。

最後に上げるは、内臓を上げること。

さらしやベルトを腰をあげて着用したり、体操や施術でも内臓が上がりやすい体の状態が作れます。

ただ、人の体は千差万別。

一人一人違います。

助産院 骨盤ケア相談室 詩音ではお一人お一人にあったケアを提案しますので、ぜひご相談くださいね。
妊娠すると一番変わるのは、お産に向けて骨盤を緩ませるホルモンが出ること。

このホルモンをリラキシンと言います。
ギリギリの狭さの骨盤を出産時に赤ちゃんが通るためには必要なホルモンです。

ただ、現代女性はもともとが骨盤がゆるいので効き過ぎてしまいます。

ホルモンの影響で、もともとゆるい骨盤がさらにゆるくなって内臓を支えきれず内臓が下がってきます。

もちろん、赤ちゃんが入っている子宮も下がる。
経験上、お腹が張りやすい人は下がっていることが多いです。

さらに骨盤は背骨の土台なので、背骨もささえの骨盤がしっかりしていないことで不安定になります。(ふらふら背骨)

骨盤はゆるゆる背骨がふらふらだと良い姿勢がとれず、姿勢が崩れて体に無理のかかる姿勢になります。

すると、腰痛や恥骨痛などの痛みが出て日常生活に支障が出ます。

さらにゆるいと歪みやすい。

ネジの緩んだ机は力がかかるとグニャと変形してしまいますね。

このことからも現代女性の体には、骨盤を支え内臓をあげ、ゆがみを整えるケアが必要なのです。

それが「骨盤ケア」です。
今回は骨盤ケアの基本のお話を三回に分けて行います。
最初はお産年齢にある現代女性の骨盤の傾向をお伝えしましょう。

(お産年齢にある現代女性の骨盤の傾向)
小さい頃から跳ぶ走るなどの外遊びの機会が減っている、電化製品の発達で家事がボタン一つでできる、
車での移動がメインで歩く機会が少ない(我が鹿児島県とくにここ注意!!)
この結果…

動かないから骨盤周囲の筋肉靭帯が弱くなる。(背骨の土台である骨盤をまとめる力が弱い)

骨盤周囲の筋肉靭帯が弱いので、骨盤が幼児型のまま成長(お産には向かない形)

ここまでならご本人が感じるものは下半身デブとか見た目のこと、手先が不器用など日常生活で困る感じ。腰痛・肩こりなど自覚症状はあるかもしれません。

でも、ここに妊娠すると劇的変化が骨盤に訪れます。

お産向けて、骨盤を緩ませるホルモンが出ます。

この体への影響は次項でo(^▽^)o

 | BLOG TOP |