朝日新聞の5月9日の夕刊。
「「安産型」減り、骨盤スリムに 帝王切開増える一因かも」との記事。
内容は、最近の妊婦の骨盤は、昭和時代の中後期と比べ、前後と横の長さが均等で丸い「安産型」が減り、前後が長いスリムな「細長型」が増えていることが浜松医科大などの研究でわかったというもの。
細長型は難産につながりやすく、帝王切開が増える要因の一つかもしれないと記事は伝えている。
うーーーん、スリムなんて言い方しないで、朝日新聞さん!!!骨盤の発達が未熟な幼児体型って言わないと(´Д` )現代女性はスリム嗜好なんだから、良いことと解釈してもらったら困る。
(内容)
この研究は浜松医大の鳴本敬一郎特任助教(家庭医療学)らが、2010年から12年に静岡県内の病院で初出産した323人を調査したものです。
妊娠後期に撮影した骨盤のレントゲン写真をもとに、骨盤の赤ちゃんの通り口について前後と横の長さを測って現代女性の骨盤の入口の形を調べました。
その結果、妊娠後期の女性の骨盤の形はほぼ均等の「丸型」が45%、横が長い「扁平(へんぺい)型」は8%、前後が長い「細長型」が47%だったとのこと。
さらにこのデータを、1960年、80年に各約200人の骨盤を調べた論文と比較したところ、丸型は60年が60%、80年が58%で、13~15ポイント減っていたのに対し、細長型は60年が8%、80年が25%で、22~39ポイント増加していたそうです。
よく助産師しおんが骨盤ケア教室でお伝えする、骨盤の発達が未熟な「類人猿型骨盤」がこの記事が言う「細長型」です。安産は丸型 。
しかし、この細長型の増え方異常ですよ((((;゚Д゚)))))))
だって、1960年代に細長型8%⇒1980年代25%⇒2012年47%!!
例をあげれば、しおんさん1979年生まれで今月で34歳。
しおんのおばあちゃんのお産する時が細長型の人は8%だったのが、しおん母さんの時は25%、そしてしおんさんがお産する時には47%。
この半世紀で難産予備軍が以前は100人中8人だったのが、100人中47人になっちゃってる。
怖いことですよねΣ(゚д゚lll)。
ネアンデルタール人が滅んだ原因の一説に、知能の発達で頭が大きくなったため産道を通れず難産になったという説もあるらしいです。(定説でないが、「ヒトはなぜ難産なのか-お産から見る人類進化」という本あり)
現代人は骨盤が未熟なため絶滅…なんて…ネアンデルタール人は知能が発達して絶滅したのに私たちは退化により絶滅…。あちゃー(´Д` )
不自然な生活しててお産だけが自然なんて難しい注文。
昔に比べて、骨盤がこんなに変化している。
この変化は、骨盤のケアが必要になった理由のひとつなのです。
特に鹿児島は車は生活必需品。歩く機会は意識しないと作れない。
もともと温暖な気候のため骨盤ゆるい人多いです。
前にFMぎんがのラジオでも触れましたが、産科医療崩壊の一つにハイリスクの出産の増加があります。
お産の集約化など、国や地域も問題に取り組んでいるけど。
それを救えるのは国じゃない、今このブログを読んでるあなたなんです。
骨盤ケアは国も人類も救うっておおげさだけど、私はそんな気持ちでやってます。
そんな感じで、この新聞記事を読んで、さらに助産師魂を燃やすしおんさんでした( ̄^ ̄)ゞ
<告知>この記事を読んで骨盤ケアに興味を持たれた方はぜひ体感しにきてください。
(^^)5月31日鹿児島県霧島市での「トコちゃんの骨盤ケア教室」の申し込み受付中。
下記ブログをチェック!!!!
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これは助産師学生の教科書

私が学生だった10年前の教科書は「わが国の女性は女性型が多いが、最近では類人猿型である縦長型の骨盤が増えているとのことである」とかいてあります。
10年経ったら、追い抜きました。
続きを読む>>
http://blog.ap.teacup.com/majyosanba/425.html
こちらはトコちゃんベルト考案者の渡部信子先生のブログです。
今回に記事がわかりやすく解説されています。ぜひ、ご覧ください